日加コー・オプ・プログラムに参加した企業から寄せられた利点についてご紹介します。
- 企業の国際化、学生と受け入れ企業側との知的交流、文化相互理解
- 優れた学生のスキルを使っての費用効率的な生産性の向上
- カナダにおける科学、テクノロジー、ビジネスについての知識、カナダの教育機関とのネットワークの拡大
一度に採用できる学生の数
一年に採用する学生の数は、受け入れ企業の判断にお任せしています。企業により、1年に1名の学生、又は、2、3名採用する企業もあります。毎回、同じ勤務地で採用される場合もありますが、受け入れ勤務地が日本各地に渡ることもあります。
毎年学生を採用する企業の中には、研修を終了する学生と研修を開始する学生の時期が短期間重なるようにしているところもあります。前任者と勤務先のことや会社寮での生活について意見交換などをして、学生同士がお互いに助け合い、受け入れ企業の負担を減らすことができるとのことです。
学生の一般的な研修勤務先
技術系の学生が多いため、学生の一般的な研修勤務先は、研究センターですが、参加学生の専攻が様々ですので、技術職、ビジネス、文系の学生が研修できる研修勤務先が増えることを願っています。
学生は、勤務地が都市、地方に関わらず、また、研究開発や生産関連など様々な職場環境に柔軟な態度で臨み、与えられたプロジェクト、課題をこなします。そして、業務の見学ではなく、大学教育と直接結びつく実務経験を目的とする研修、職場の目標、課題達成に貢献できるようになりたいと望んでいます。
学生受け入れ条件
毎月の研修手当:70,000-235,000 円 (税引き後の金額)
研修手当以外に、以下の項目が受け入れ企業、又は、学生の負担になっています。
項目 |
企業負担 |
学生負担 |
寮/アパート費 |
x |
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朝食 (寮) |
x |
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昼食 |
x |
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夕食 (寮) |
x |
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布団やシーツなどの寝具 |
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光熱費 |
x |
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電話、インターネット料金 |
x |
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通勤交通費 |
x |
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健康保険 |
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カナダー日本間の航空運賃 *10%の企業が片道、又は、往復航空運賃を負担(オプション) |
x |
注:多くの受け入れ企業が8ヶ月の研修期間中に5日、11ヶ月の研修で10日までの有給休暇を支給しています。場合により、学生の研修担当者と相談の上、休暇取得の可能な日が決められますが、企業が学生の休暇(例:年始、ゴールデンウィーク、お盆)を決める場合もあります。通常、病欠は有給休暇より差し引かれます。
内定が決まりましたら、受け入れ企業は在留資格認定書(特定活動)の申請をします。最寄の入国管理局での手続きは通常2-3ヶ月かかります。
日加コー・オプ・プログラムのプログラムアシスタントより、内定の確認後、在留資格認定書の手続きに必要な書類の手配を学生に指導します。在留資格認定書は、企業宛に発行されます。企業は、発行された在留資格認定書を日加コー・オプ・プログラムオフィスに送付し、プログラムオフィスより学生に送付します。
留意事項:在留資格認定書の情報(名前、名前の綴り、誕生日、出生地など)は、学生のパスポートと一致していなければなりません。一文字違いでも、申請が認められませんのでご注意下さい。
学生は在留資格認定書を受け取り次第、在加日本領事館にて、ビザ申請手続きをします。その際に、パスポート、パスポートサイズの写真、在留資格認定書、在留資格認定書のコピーとビザ申請書が必要です。手続きにおおよそ5営業日かかります。
ビザ(3ヶ月有効)が発行されると、学生は3ヶ月以内に入国しなければ、ビザが無効になります。上陸予定港で入国日付が押されます。
入国後90日以内に、学生は最寄の市区町村役場で外国人登録が義務付けられています。通訳の必要な時もあるかと思いますので、手続きに関しましては、学生の研修担当者、又は指導者の同行をお勧めします。
受け入れ企業より極秘事項、知的所有権についての問い合わせがあります。日加コー・オプ・プログラムでは、企業と学生の間で学生が研修期間中に取り扱った極秘事項、知的所有権についての同意書を作成、双方で署名することをお勧めします。企業側は、技術開発、製品開発についての所有権の管理ができます。学生は、カナダ国内の企業研修においても、極秘事項、知的所有権について同様の同意書に署名することがあります。同意書の見本をご希望の場合は、日加コー・オプ・プログラムアシスタント coop.japan@ubc.ca までご連絡下さい。