受け入れ企業の役割

日加コーオプ・プログラムでは、受け入れ企業と学生の双方が充実したインターンシップが経験できることを願っています。

日加コー・オプ・プログラム発足より800名以上の学生が日本企業で研修し、受け入れ企業と学生が有意義な経験を送っているのを見てきました。

ご参考までに、インターンシップの経験が満足いくものとなるための留意事項をいくつか挙げてみました。

 1. 学生とのマッチング

研修を行うにあたって学生のスキル、資格などを考慮した上での企業側の選考が非常に大切です。学生が興味がある研修テーマであれば、業務内容については柔軟に対応しています。該当する学生がいなかった場合には、日加コー・オプ・プログラムまでお知らせ下さい。応募要綱の再掲示をすることも可能です。

2. 研修に関する情報

マッチング成立後、日加コーオプ・プログラムから業務内容、勤務先、会社寮住所、並びに規則、研修手当などの研修に関する詳細を学生に伝えます。こういった研修に関する情報が事前に学生に渡ることにより、学生が日本での研修に備えることができます。

3. 研修担当者とのコミュニケーション

学生の来日以前に、学生が企業側の研修担当者/監督者と直接コミュニケーションを取ることも大切なことだと思います。研修に必要なスキル、知識を直接学生に伝えておくことで、お互いに準備ができ、スムーズな研修へと移行できるからです。

4. 来日後のオリエンテーション

学生は、来日前に受け入れ企業の研修に関する情報は入手していますが、企業全般についての情報がまだ十分ではないかと感じています。そこで、学生の来日後に企業でのオリエンテーションをご検討下さい。下記にあります項目を学生に確認することで、より受け入れ先企業の体制を理解できると思います。

  • 会社概要
  • 研修先部門、担当者の紹介
  • 勤務時間
  • 社内クラブ活動 
  • 企業カレンダー (休日)
  • 有給休暇(該当する場合)
  • 病欠について
  • 就業規則
  • 緊急時の対応

5. 学生の生活担当者

学生の来日後約2-4週間、一日でも早く日本での生活、受け入れ先企業での研修に慣れるよう、学生の生活担当者を決めていただくことをお勧めします。学生が滞在する会社寮に学生と同じ研修先部門の方がいらっしゃって、下記のようなサポートをして頂ければ、職場に馴染むのが早いかと思います。 

  • 寮から職場までの行き方の指導
  • 昼食を共にする
  • 学生を他の部門の社員に紹介する
  • 寮近辺の案内
  • 学生からの質問に答える 

6. 学生のメールアドレス作成

日加コー・オプ・プログラムでは、学生の研修期間中も学生が一日も早く日本での生活、職場に慣れ、業務内容がこなせるよう、学生と連絡を取っています。ですので、緊急を要する場合に、学生が毎日確認できるメールアドレスの作成を受け入れ先企業にお願いしています。学生には、個人メールを勤務時間中に送らないよう指導しています。

7. アドバイス

カナダの学生は、カナダ国内での企業研修において、研修担当者から直接、定期的にアドバイス、評価といったものを受けています。日本企業内ではあまり見られない習慣ですが、カナダの学生にとって、研修担当者の評価はとても大切なものです。あまりにも評価がないと、研修状況に満足をしていないのか、全く学生のことを気にしていないのかなど、不安を感じるようです。

そこで、学生との定期的な業務報告、又は、ミーティングの場を持っていただくことをご提案します。日本語で行われるミーティングであっても、学生は自分が業務に携わるメンバーの一員と感じられ、同僚がしている業務について知ることができるいい機会です。必要であれば、学生が担当している業務について、週、又は、月ごとのレポートを担当者に提出させるのも、研修状況把握に役立つと思います。その際に、アドバイス、コメントを学生に伝えて、研修の方向性をご提示下さい。

学生の業務内容ですが、テーマ、目的をはっきり提示することで、学生も自分が担当する業務の全体像が掴めるかと思います。 
学生が担当するプロジェクトが学生単独でのリサーチで同僚との交流が少ない場合、孤独感を感じたり、ついては、ホームシックに陥りがちです。学生が業務を行う上で生じる質問に対応できる方が研修先部門にいらっしゃると、学生の業務進行状況も把握でき、意思疎通が図れ、良い結果が生まれると思います。